- 野田亨
自分のやりたいことが見つかったあなたへ
さて、過去を振り返り何となくやりたいことが分かってきたあなたへ、それはとても素晴らしいことです。でも振り返ってみたけどわからないという方も安心してください。
世の中にはたくさんの仕事があります。
仕事図鑑をめくりながら自分のやりたい仕事はないかさがしてみるのも一つです。
その時に一つだけ忘れずにしておきたいことがあります。
それは、その仕事を通して将来自分はどうありたいと思うのか?
例えば、1年後、3年後、5年後、10年後にその仕事をした結果、将来どうなりたいのか?です。

私のことを例にとってお話してみたいと思います。
私は、大学に行くかどうか悩んだことがあります。
なぜなら私は、高校を卒業して地元で就職をしたいと思っていたからです。
地元が大好きだった私は地元で就職をしたいと考えていました。
しかし、あまりの田舎のため就職先が限られてしまいます。
結果、しかたなく大学受験をして大学に入学、それでも地元で働くチャンスはないかを考えていました。
そうして出した答えが、自分でお店をすれば地元で働けるという安易な考えでした。
しかし、その時のゼミの先生にアドバイスをいただきまずは就職を選択しました。
自分が将来お店をしたいと思っていたので結果小売店をサポートする会社のスーパーバイザーとして担当のお店のオーナーさんとやり取りをする仕事に就くことができました。
その後、スーパーバイザーとして2年、店舗責任者として1年半、本部の新規事業を立ち上げる部署で2年半と経験を積むころには、物販(BtoC)じゃない仕事がしたいと考えていました。その時はコンサルタントがしたいと思っていました。一緒に新規事業立ち上げで来ている名だたるコンサルタントの人たちが「かっこいい」って単純に思ったのです。
それで、コンサル会社を何社か受けてみました。そこで私ではコンサルタントは無理だと気付きました。あまりにも経験も知識もなく当然人にコンサルタントできる立場にないと思い知らされたのです。
物販ではなく今後10年、流行りそうな仕事にしようと決めました。
この時はやりだしたのは、インターネットか人材系でした。
私は、これを軸に転職活動を行い、人材派遣会社に就職することができました。
すごい勢いで会社が大きくなっていきます。
朝から夜最終まで毎日仕事をしても追いつきません。この経験は私にとって良い経験となりました。ここでの経験から、派遣業ではなく紹介業という仕事があることを知り、そちらの仕事をしたいと考えていましたが、これもなかなか難しい仕事だと判断をしました。
その時、今の会社の親会社のオーナーと出会い、現在の会社を立ち上げ運営をしています。
会社立ち上げには、前々職での新規事業の立ち上げの経験を活かすことができました。
当社は今メインは人材紹介業です。メインは国内ですが、実は国外(特定技能ビザ)もサービスとして始めています。
有料職業紹介事業所登録だけではなく、登録支援機関としても登録しています。
また、グループ全体のアルバイト採用の受付を行う仕組みを構築したり、M&A(事業継承)のサポートを行ったりしています。
途中少し省きましたが、この会社を経営しながら、いつか地元に貢献できることは何かないか?とか、海外で仕事してみたいなあ。とか、コンサルやりたいなあ。とか思いながら仕事をしてきた結果、それらを何となく補う事業を展開しています。
つまりは、思い描きながら一生懸命に仕事をすればそのようになることもあるということです。私は、いつの時も真剣に一生懸命仕事をしています。
大卒で入った会社も最後は3ヶ月以上休みなく、家にも帰らず働きました。
その次の会社っもほぼ始発から終電まで毎日働きました。会社立ち上げ時も死ぬ気でやりました。(今なら確実にどの会社もブラック指定間違いありません。。。)
しかしその経験は私の貴重な財産となりました。
今までやってきた経験を自慢する必要は全くありません。
しかし、結果その経験が仕事や立場が変わっても必ず活きてきます。
まじめに一生懸命やった努力は決して無駄ではありません。
将来自分がやりたいことをしっかりと思い描く、それは時々変わってもいいじゃありませんか?でもその都度目の前の仕事に一生懸命に向かうことで、きっとそれはあなたの力になり財産となります。
ネットで調べた知識はあなたの財産にはなることは少ないです。
その調べた知識を使い、あなたが何かにチャレンジすることであなたの力と財産になります。
今将来やりたいことがまだ思い浮かんでないか人でも、漠然とでもいいです。
何かを思い描いてみましょう。
そこから始まる就職(転職)活動もありですよ。